補助循環を、ひと目で。

数値を入力すると最上段の回路酸素供給・酸素移動量と注意所見が更新されます。
空欄=未評価。タブ切替は不要です。

⚕️ 成人の教育・情報整理用です。仮定は「シミュレーション」と表示。NOMIを含む疾患の除外、流量・輸血・離脱の決定はできません。必ず医師・チームで評価してください。
回路DO₂/VO₂は人工肺前後の酸素含量差からの参考比(治療目標ではありません)。人工肺のO₂移動量指数(VO₂MLI)は全身VO₂Iではありません。

① ECMO回路 + 自己心臓

主要データを上から入力するだけ。特定メーカーのECMOには依存しません。

ECMOのデータまずここから
BSA:未評価。直接入力、または身長+体重で自動計算
人工肺の血液ガス出口だけでもDO₂I計算可能
自己心臓と血圧脈圧は自動計算
ECMO+自己心拍出:理論合計流量未算出
ECMO流量+①の自己心拍出量で概算。実測の全身COではありません。Impella・VAD使用時は二重計上を防ぐため自動合算を保留します。参考:補助循環下に共通の正常値なし。灌流・局所酸素化・臓器機能と一緒に評価
脈圧 未評価MAP 未評価
自己心拍出量は脈圧から推定できません。自己COを未入力なら、自己心臓・合計DO₂Iは「未評価」のままです。
+ VO₂I用の追加測定(必要なときだけ)

全身VO₂Iは「人工肺で加えた酸素量+自己肺で取り込んだ酸素量」から推定。シナリオVO₂Iは常に仮定値です。

O₂ER(酸素摂取率)・採血部位別の参考値
ECMO脱血側 参考O₂ER算出不可動脈血SaO₂と脱血側SO₂を入力未評価
動脈血SaO₂・PaO₂は①の「自己側動脈血ガス」、脱血側SO₂・PO₂は①の「人工肺入口」を流用。Swan-Ganz入力は④。一般安静時の全身O₂ERは約20〜30%ですが、VA-ECMOの正常・異常判定には使えません。
ⓘ O₂ERの意味・計算式・注意

O₂ER=届けた酸素のうち血液から取り出された割合。酸素含量を用いる場合 (CaO₂−CvO₂)÷CaO₂×100、血液ガスの一部がない場合は (SaO₂−SvO₂)÷SaO₂×100 で近似します。CaO₂=1.34×Hb×SaO₂/100+0.0031×PaO₂、CvO₂=1.34×Hb×SvO₂/100+0.0031×PvO₂(単位 mL O₂/dL)。

VA-ECMOでは自己心拍出とECMO血流が併存するため、肺動脈血とECMO脱血側血液の酸素飽和度は異なる場合があります。本計算値は採血部位別の参考O₂ERであり、全身O₂ERや全身VO₂を直接示すものではありません。乳酸、Hb、ECMO流量、自己心拍出量、尿量、末梢循環などと併せて評価してください。

ECMO脱血側の酸素飽和度を「全身SvO₂の理想値」とは扱いません。肺動脈SvO₂と回路脱血SO₂を平均しません。

② 併用補助循環

機器をオンにすると、必要な数値欄だけ開きます。

IABP・Impellaは両方記録可能。各機器の表示流量をそのまま合計DO₂Iに足さないでください。

③ 灌流をみる基本データ

いつも見ているモニタと血ガスだけでOK。

MAP・乳酸・尿量・右手の酸素化が分かると、上の「注意所見」が更新されます。判定・治療指示ではありません。

④ 詳細な血行動態必要なら深掘り。測れない数値は空欄で構いません。⌄

切替で記入済みの数値は消えません。採血位置ごとにO₂ERを独立計算します。

PAPi—

肺動脈収縮期圧・拡張期圧・CVPが必要

参考:病態別の参考閾値。AMI右室梗塞で0.9以下は注意
CPO(自己心拍出由来・参考)—

MAP・①の自己心拍出量が必要。ECMO全身CPOではありません。

参考:0.6 W未満は報告上の注意値。VA-ECMO中の自己心拍出由来CPOには直接適用しない
CVP/PCWP比—

CVP・PCWPが必要

参考:一律の正常カットオフなし。病態別解釈
抵抗値の計算方法

SVRはECMO流量+Swan-Ganz COを分母とした教育用モデル。ECPELLA時はImpella流量を「含める/含めない」で比較できます。PVRはSwan-Ganz COを肺血流の代用とした条件付き計算です。VA-ECMO中のPAC COは測定誤差があり、実際のSVR・PVRを保証しません。

SVR 全身抵抗(Swan COモデル)—
Wood—

MAP・CVP・有効COが必要

参考:安静時 約700–1600 dyn(8.8–20 WU)
SVRI 全身抵抗指数(同モデル)—dyn·s·m²/cm⁵
WU·m²—
参考:成人安静時 約1330–3040 dyn·s·m²/cm⁵(約16.6–38 WU·m²)

MAP・CVPまたは肺動脈圧・PCWP・有効CO・BSAが必要

PVR 肺血管抵抗—
dyn·s/cm⁵—

mPAP・PCWP・COが必要

安静時目安:≤2 Wood(≤160 dyn·s/cm⁵)。VA-ECMO中は肺血流量の正確性が必要
PVRI 体表面積補正—WU·m²
dyn·s·m²/cm⁵—
参考:成人安静時の文献例 約38–228 dyn·s·m²/cm⁵(約0.48–2.85 WU·m²)。VA-ECMO中の治療目標ではない

MAP・CVPまたは肺動脈圧・PCWP・有効CO・BSAが必要

+ 回路の追加モニタリング

人工肺前後の圧差:未評価。圧ポート位置・機種により定義が異なります。

⑤ 追加検査・臓器評価必要な場合だけ開く。7日以内の基準Crは初期入力には不要。⌄
腎機能KDIGOの時間条件つきで評価
肝機能・溶血うっ血・虚血・溶血などの鑑別に
NOMIの手掛かり所見なしでも除外はできません
薬剤投与量の換算(NAD・DOA・DOB・ミルリノン・ピトレシン)

投与流量(mL/h)と投与量(γ/U/min)は左右どちらからでも入力できます。濃度・体重が足りない場合は算出しません。

NAD(ノルアドレナリン)未算出
左右どちらかを入力し、濃度を設定すると反対側が自動換算されます。一律の正常投与量なし。循環目標・副作用で調整
ピトレシン(バソプレシン)未算出
左右どちらかを入力し、濃度を設定すると反対側が自動換算されます。敗血症性ショックで0.03 U/minの使用例。病態共通の正常値ではない
DOA(ドパミン)未算出
濃度と体重が必要。どちらから入力しても換算できます。一律の正常投与量なし。処方・施設プロトコルに従って確認。
DOB(ドブタミン)未算出
濃度と体重が必要。どちらから入力しても換算できます。一律の正常投与量なし。処方・施設プロトコルに従って確認。
ミルリノン未算出
濃度と体重が必要。どちらから入力しても換算できます。一律の正常投与量なし。処方・施設プロトコルに従って確認。

NADは調製液における実際のノルアドレナリン量で濃度を入力してください(塩換算に注意)。数値と薬剤名・製剤濃度を必ずダブルチェックしてください。

NOMI:未評価。正常乳酸・所見なしでも除外できません。

今、注意して見ること

上の数字に合わせて更新。病気の診断ではありません。

まだ評価できる実測値がありません。
⑥ 循環動態サマリー・医師への報告入力した数値・未評価項目・注意所見を自動で整理。⌄

記録は、許可しない限り端末へ自動保存しません。氏名・IDなど患者を特定する情報は入力しないでください。

記録なし
入力すると報告メモが表示されます。
⑦ 出典・ガイドライン管理参考値・適用条件・改訂日を確認。⌄
基準値は最新の学会改訂を自動取得するものではありません。現時点では承認済み基準の自動更新は未実装です。出典を確認して施設方針で運用してください。

確認日:2026-11-07。診断・治療判断への使用には施設内評価・妥当性検証・医療機器該当性確認が必要です。

参考値は成人の安静時/特定病態の目安です。VA-ECMO・Impella等の補助中はそのまま治療目標とみなしません。全身酸素需給のモデル比・O₂ERに一律の臨床判定閾値はありません。

iPhoneのホーム画面アイコン:公開URLをSafariで開き直し、アイコンが変わらない場合はアプリ専用URLの /ym-heart-v82-180.png を表示できるか確認してください。ホーム画面の既存ショートカットは自動更新されないことがあります。